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隷族-レイゾク-

『S』と『M』の両面を持つ私たちの【カタチ】です。。。

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§ 縄の声

縄の声が聞こえたという

ただ声に耳を傾け

縄が走りたい

縄が合わさりたい

そんな場所に自然と指が動いたという



素肌でそれを受けたいと思った

何も隠さず

ありのまま姿を晒し

身も心も裸にして受けたいと思った



縄の群れを見ただけで心高鳴り

肌に触れた途端いざなわれる

一重二重

幾重にも巻かれる度に悦ぶ躯



嗚咽しながら抱きしめてくれましたね

縄に包まれ

貴女に抱かれ

私も心でなきました

二匹の淫獣の咆哮



折しも外はこの地特有の荒れ狂う風と冷たい雨

それでも縄の声をかき消すことはできませんでした
2011/12/15/Thu 03:43:22  逢瀬/CM:2/TB:0/

§ 本能 ~改稿~

『約束はいらないわ 果たされない事など大嫌いなの』

そんな歌い出しで始まる一昔前の流行り歌を思い出した。

男女関係の女性側の感情を歌い上げてはいるものの、この歌は深く心に引っ掛かっていた。

刹那的で危うい世界観の歌詞がどこか被虐嗜好的で私の好みだったし、当時付き合っていたS女性がよく歌っていたからだ。

その女性とは遠距離だったが深く恋に落ちた。
付き合った期間は短かったが、まだ若かった私は盲目的に燃え上がり将来の約束を交わした。

しかし、最終的にその約束が果たされることはなく、冒頭の歌詞の心境になったのは男である私の方だった。

約束、契約、決まり事、法律。
そんなもので雁字搦めなのは人間だけだろう。

守られない、守りがたいのを知っているからこそ約束するのだ。

動物は約束なんてしない。
生まれたままの姿で、あるがままの習性で生き抜く。
あるのはただ本能だけ。

そう考えたとき、自分がした約束は破られるべくして破られたのかもしれない。

あの日、心のどこかで守られないことを承知していたのだろう。

淫獣にあるのも勿論本能だけ。

それで全て腑に落ちた。

獣は獣らしく、本能に忠実に生きていこう。



2011/12/12/Mon 20:47:24  回顧録/CM:0/TB:0/

§ 光




2人で訪れたそこには光が待ち受けていた

初めて見た光景

それを2人で見れた

それだけで特別な空間

格別の夜

奇しくも皆既月食の夜だと聞いた

確かに…

わたしたちにとって忘れられない夜になった
2011/12/11/Sun 19:54:44  逢瀬/CM:0/TB:0/

§ 個人差

個人差はもちろんある。

誰にもあるから個人差なのだ。

こと、この世界に関しては、これほど個人差が如実にあらわれるモノはないと思う。

皮革の匂いが好きな人、痛みに強い人、機械的な刺激に弱い人、アナルが苦手な人、亀頭が弱い人、ペニスでイケる人、射精しなくてもイケる人…

フェチという言葉があるが、これも個人差の一つ。
どれが優れているとか、劣っているとかはない。

そんなもの存在するはずはない。
全てが個人差。それだけのことなんだ。

亀頭責めでのたうち回る程の苦痛を感じても、それはそれで個人差?

でも、もう少し鍛えて違う次元を体験してみたい気もする。

そう考えた時点でそれも個人差に変調を加える前兆なのだろう。

いい意味でこれからも変調を迎えていきたい。
2011/09/02/Fri 21:14:14  想うこと/CM:3/TB:0/

§ distances



「もう少し近かったら…」

メールでそう言われ、ふと気がついた。
いつの間にか、この物理的距離を享受していることに。

いかんともしがたい距離を恨んだり、すぐに駆けつけられず地団駄踏んだこともあった。

でも、この距離感が今の2人を育んできたとも言える。

言い換えれば離れているからこそ私たちがあるのかもしれない。

目を閉じて考える。
もう少し近かったらと…

お互い守るべきものがあり、居るべき場所がある。
この距離は貴女に溺れないための安全装置。

もっと近くて、簡単に逢いに行けたら、日常と非日常のバランスを上手く取れていけるか自信はない。

「SMを逃げ場にしたくない…」
そんな貴女の言葉がふと頭に過ぎる。

それは同感だと思う。
弱い自分は一度でもそこを逃避先にしてしまえば、再び現実には戻りたくなくなってしまうだろう。

日常にしっかり足をつけ、日々を送っていくためのセーフティーロック。

それがこの距離だと思う。
2011/08/28/Sun 03:35:02  独り言/CM:4/TB:0/
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