あなたのイメージは赤。
妖しく、ぬらぬらと艶めきを放ち、私を虜にする魔性の紅色。
その日、あなたが纏った襦袢はまさにそんなイメージ通りの『朱』
だから、私は怖ず怖ずと、でもしっかりと縄をかけたつもりです。
両腕で抱きしめるように優しく強く。
なんとなく、分かったんです。
形に捕らわれることに、それほど重要な意味がないことに。
大切なのは『想い』
まだまだ日の浅い、拙い縄使いですが、いつかあなたに追い付きたい。
待っていてくれますか?
縄の愛には縄の愛で応えます。
いつか、縄であなたを壊したいのです。