知っていましたよ。
あなたがお尻を叩かれるのが好きだってことは。
まぁるく形のいい尻たぶを平手で叩き付けると、悦びの声が聞こえてきます。
そして、乳首を噛まれるのが好きだっていうことも。
凛と隆起した先端を容赦なく上下の歯の間に挟み込む私。
もっともっと。
強く強く。
激しく懇願するあなた。
言われる度、応じようとする私の中に二つの顔が浮かんでは消えました。
あなたの望みを叶えようと心を鬼にする私と、あなたの挙げる悲鳴とも歓喜の声とも分からない叫びについ力を緩めてしまう私。
こんなことは初めてでしたが、その時悟ったんです。
これが私たちのカタチなんだってことに。
だってほら。
私自身もいつの間にか、あれほどまでに悦びが漲ってきましたから。
願わくばあのままいつまでも。。。。
お互いが力尽きたあと、その背中にはMの証が誇らしげに刻まれていましたね。
そう、私たちは似た者同士。